ロシアの美女を抱きたい
そう思い続けて3年が過ぎた。
気づけばロシアの夜遊びを検索しているのが毎日の日課になっていた。
そんなに抱きたいなら行けば良いじゃない?
自分は英語は話せるがロシアは英語がほぼ通じない国であると知人から聞かされていたので
どうしても踏み込めないでいたのだ。
大学時代にロシア語を専攻しておけば良かったと後悔している。
しかし、多少の英語でどうにかなったと言う事例を近所の飲み屋で聞いてしまい、
次の日には有給の申請を出してしまった。
それでも本当に大丈夫なのかと言う不安を拭えないでいた。
このボタンを押せばチケットをとれる所まで来ている。
なんくるないさ
おばあの声が聞こえた気がした。
俺はためらう事無くボタンを押しロシア行きの覚悟を決めた。
ちなみにうちのおばあは沖縄出身ではなく長野出身である。
ウラジオストクに着いたは良いが街に出るまでタクシーで1時間程かかった。
運ちゃんは少し英語が話せたので何とかなったが60ドル取られた。
相場は50ドルらしいので何とかなっていなかった。
ホテルもまあビックリするくらい汚い。これで2万持ってかれているから驚きである。
しかしロシア美女が待ってるのだからこれくらい我慢しないといけない。
しばらく部屋でマッタリしているとドアのノックする音が聞こえた。
ドアを開けるとおばちゃんが立っていた。
清掃か何かかと思ったら「女の子いる?」とカタコトの日本語を話し始めた。
そうか、これがホテル専属の呼び込み婆か!
おkと伝えると「待っていてください」と言い残し去っていった。
20分後 再びドアをノックする音がした。
もうノリノリでドアを開ける。
するとロシア人が部屋の外で10人以上が並んでいた。
( ゚д゚)
本当にこんな顔になっていたと思う。
「どの娘が良いですか?」
あわあわしていると一人の女性に目が止まる。追い求めていたロシアン美女がそこにいた。
ハラショー!ハラショー!!
唯一知っている数少ないロシア語である。
「この娘で」と伝えると「100ドル」と答えられる。
初めてだったので何のためらいも無く100ドル払うと女性は部屋に入って来た。
後ろを見るとゾロゾロとロシアン女性達は帰っていく。後ろ姿が哀愁を漂わせていた。
女性の名前を尋ねたら「エリヴィラ」と名乗っていた。
英語が話せるので助かった。
100ドルは高いのかなとか思ったりもしたが、初のロシアン美女だから別にどうでも良かった
エリヴィラは尽くす女性だった。
何からナニまでしっかりと尽くしてくれた。
これは惚れる。
1回戦が終わりぐったりしているとエリヴィラはずっと自分のそばを離れなかった。
もう惚れてるよ、これ。
ホテルについてからまだ、3時間しか経っていないのにこのまま2回戦へ突入。
1回戦がねっとりとしたプレイだったので2回戦は激しくプレイ。
エリヴィラもノリノリである。
2回戦が終わるともうエリヴィラは帰ってしまうのかな……とか考えていると急に寂しくなっていた。
服を着始めるエリヴィラをずっと眺めていたが「服着ないの?」と訪ねられた。
自分もいそいそと服を着始めるとエリヴィラは何処かへ電話をし始めた。
電話を終えると自分の腕を掴んで「飲みに行こう」と誘ってくれた。
完全に惚れていた。
エリヴィラは母と二人暮らしで月収が3万程なのでどうしても娼婦的な事をしないといけない状況だった。しかもさっきの取り分もかなり差し引かれる。
そんな事をつらつらと語るエリヴィラが何処か哀しい顔をしていた。
1時間程話をしているとエリヴィラの携帯が鳴った。どうやら母かららしくもう帰らないと行けないと言っていた。
店を出る前に「明日もし暇だったらここの店に来て」と言われた。
一応お互いの番号交換をしてから別れる。
エリヴィラに「スパシーバ」と言うと笑いながらと「スパシーバ」と返された。
母さん、俺ロシア人の彼女が出来そうです。